ゲームの話

世界で一番おもしろいRPGを作りたい。そのために何が必要かを色々考えてる。
簡単すぎても面白くないし難しすぎてもよくない。

ゲーム制作者はゲームの中でプレイヤーに対して適度な仕掛けや障壁を設けて、楽しんでもらいつつクリアまでのいわば「邪魔」をしないといけないわけだ。そしてプレイヤーにはできればゲームクリアまでその挑発に乗っかり続けて欲しい…と作り手側としては強く思うわけである。

ただこの「邪魔」というも厄介なものだ。相手がこちらに興味がないのに邪魔をするのは単なる嫌がらせだ。ただ相手にされずにどこかへ去っていってしまうのが落ちである。

だからゲームそのものの世界観や雰囲気にまず興味を持ってもらうことがすごく大事だということになる。プレイヤーが制作者側に対してちゃんと信頼している状態、安心して貴重な時間をそのゲームのプレイに割ける状態がベストであると思う。ゲームしてて楽しい。浸っていたい。そのうえで用意された邪魔な障壁に対して、プレーヤーが自ら乗り越える方法を探るようになってもらえればしめたものである。

ではその安心感を生むためにはどうすればいいか。大きく分けて3つあると考えます。

  1. ゲームの世界観
  2. 親近感
  3. ブランド力

まず1のゲームの世界観。簡単にいうとデザインと音楽だ。基本的にコントローラーを手に持ってやるゲームの場合、視覚と聴覚を最も使うことになる。触覚に訴えかけるバイブレーション機能とかあるけどおそらくそれほど重要ではない。ゲームには臭覚に訴える匂いも基本的には存在しない。なので見た目のデザインとゲームを適切に盛り上げる音楽。細かい物語の設定も重要だけどそれよりも見た目で瞬時に感じ取れるゲームの雰囲気というのがゲームの魅力に大きく寄与する。だから僕は自分のRPGで

  • キャラクターイラスト
  • ドット絵
  • 場面とBGMの調和

あたりは本当に重要だし疎かにすべきではないと思っている。全てが渾然一体となった魅力ある世界観を作りたいと思っている。

またどういう世界感を表現したいのかは開発者の好みや主張によるところが大きい。僕は昔からレンブラントとかフェルメールとかが好きだ。レンブラントはよりドラマチックで、一方でフェルメールは日常の一枚を切り取ったような静寂な感じ。一見対象的で時代も違う二人のオランダ人画家だけどどちらにも共通している光と影が一枚の絵の中に混在して調和している感じ、光の柔らかさ、当時のその場の空気まで伝わってくるような描写。あの画風がすごく好きだ。その影響はきっと今後自分が作るゲームにも色濃く出るものと思われる。

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